
【構築経緯】
まずメインとなるメガシンカ枠の選定。求める条件としては
・アーマーガアとブリジュラスで詰まない
→環境に強い炎電気技持ち、特殊技主体で場持ちの良いポケモンが少なく、この2体で止まってしまうと選出が窮屈になる
・メガトンキック、催眠術のような低命中を採用しない
→気合玉のようなピンポイントで役割対象を刺せる採用ならともかく、メインウェポンになる技を低命中にするのはお互いしっかり殴り合う現環境では割に合っていない
・基本選出の形を作りやすい
→現環境は非メガの鋼タイプに強いポケモンが多いのでこいつらと併せて相性の良い並びが作れることが重要
この3点を意識して各ポケモンを考察、ゲンガーとカイリューとリザードンとキラフロルをピックアップ。リザードンはステロ4倍が嫌いすぎて除外し、ゲンガーはどこかしらで命中不安定技を採用せざるを得なくなりがち、キラフロルは基本選出の形が作りにくく感じた。色々試してカイリューを軸にすることに決めた。
前期9位のミルクさんの構築がかなり強さを感じたのでこちらを自分なりにアレンジした形となる。
【個体解説】


参考元の4体は簡単に紹介
ガブリアス
KP1位。入れ得ポケモン。ガチテンプレ
襷スケショガブリアスミラーで意地と陽気で対面すると陽気側が3〜4%くらい有利という話を聞いたがむしろ誤差程度の差しかないのであれば火力高い方が強くねってことで意地での採用。困るのは陽気リザXと臆病フラエッテと対面して殴らなければいけない場面だが個体数もそこまで多くないので意地で正解だったと思う。
メガカイリュー
準速85族抜きが増えているように感じていたので参考元の端数分を素早さに回した。
浮いててステロ4倍ではなくて高火力で炎技を撃てることを最高に評価している。エアスラの命中不安よりもエアスラの上振れの方が大きかったり身代わり羽休めによる一方的に引き分けに持ち込む力が強い点がとてもよかった。
ギルガルド
こちらも耐久に振られていた端数を素早さに振ることでポルガイガルドミラーに勝ちやすくしていた。前期の途中からテンプレになったやつ。
マスカーニャ
参考元と全く同じ型のポケモンではあるが入ってきたのは6匹目のポケモン
4匹目5匹目にアシレーヌとウツボットが入ってきたタイミングで重かったのがイダイトウとメガ水ポケモン全般と(メガ)ピクシー絡みとメガミミロップ(何を入れても机上論最強)で全ての対策は無理なので吠えるシュカブリジュラスと天秤にかけてスカーフマスカーニャにした。ただし終盤は初手のミミロップ対面でじゃれつくが通りそうな対面もなければ(後続のアマガやブリジュラスに交代安定)剣舞ミミロップが後ろから出てくる展開も増えていてあまり使用する機会がなかったのでトリプルアクセルでも良かったかもしれない。1シーズン最速マスカを使い続けてミラーで1,2回しか同速負けしなかったのだがみんなS下げてるの?
メガウツボット
H···ぶっぱ
C···HDカバルドンをリーフストームで確定1発
D···メガゲンガー意識でなるべく固く
まずガブカイリューガルドを使用する上でブラッキーゲンガーとメガキラフロル+物理受けの並びに勝つのが難しいという前提から話が始まる。
サブのメガ枠として選定した基準がこれである。
・ブラッキーゲンガーに抗える
・カバ(メガ)フロル、ハラバリーフロルに抗える
・メガガルーラに抗える
・なんとなくキャラパワーに溢れている
勘違いしてはいけないのは無理して相手のメガポケモンに勝つ必要はなく、あくまで相手のメガ枠との1:1交換を狙ったり後続の先制技の圏内に入れつつ、相手視点でメガ枠を嫌って引いた場合に耐久型のポケモンを崩せるようにするというのが大前提である。
M-2環境の中盤から毒びしアンコールのHBメガウツボットが流行ったのもあり、毒びしを警戒してウツボットブラッキーの対面で軽率にゲンガーバックが出来ないというのも追い風だった。
ここでみんなの疑問となる話
メガウツボットは本当に上記のメガ枠達に抗えているのかという点である。以下レシート
対臆病CSゲンガー(HP137)
※鬼火なければ初手ヘドウェの場合でもぴったり1:1取れる
ゲンガー鬼火
ウツボット叩き→ゲンガーHP:97〜101
ウツボット鬼火スリップ→ウツボットHP:176
ゲンガー祟り目→ウツボットHP:8〜32
※控えめや急所で落ちてくれたらこの段階で1:1交換成立
ウツボット力吸い→ウツボットHP:84〜108
ウツボット鬼火スリップ→ウツボットHP:73〜97
ゲンガー祟り目orヘドウェでウツボット落ちて爆発→ゲンガーHP:0〜28
※このターンにウツボットはリーフストームを選択、65〜73ダメ入るので変な技で躱そうとすると逆にゲンガーへのダメージが嵩むようになっている
アシレーヌのアクジェ→ゲンガーHP:−27〜6
鬼火外しの確率も含めてこちら有利で立ち回れている
対臆病HSゲンガー(C192)
初手ヘドウェの場合
ゲンガーヘドウェ→ウツボットHP:87〜103
ウツボット叩き→ゲンガーHP:81〜95
ゲンガーヘドウェ→ウツボットHP:−13〜19
※ウツボットが落ちた場合はほぼ5割で1:1交換成立、アクジェ圏内
ウツボット叩き→ゲンガーHP:−5〜23
どこまで運悪くてここまでもつれても冷静アシレーヌのアクジェが22〜27ダメなので超高乱数でアクジェ圏内
初手鬼火の場合
ウツボット叩き→ゲンガーHP:124〜131
ウツボット鬼火スリップ→ウツボットHP:176
ゲンガー祟り目→ウツボットHP:40〜62
ウツボットリーフストーム→ゲンガーHP:49〜68
※このターンに力吸いを押すと上手く躱されて負けます
ウツボット鬼火スリップ→ウツボットHP:29〜51
ゲンガー祟り目でウツボット落ちて爆発→ゲンガーHP:−2〜39
この時点で中高乱数くらいでアクジェ圏内に入っているがパーセントを見てアクジェ圏内に入っていなさそうであれば(HS相手でも13.1〜16.1%入る)他のポケモンから入る。
後続にガブリアスがいるならばゲンガー対面で地震→ブラッキー来たらステロでゲンガーの処理ルートを作る。できれば早い段階でステロを撒いてからこのウツボットゲンガー対面を作ることがベスト。
当然HCSを調整してるゲンガーもいるのでダメージ計算は都度細かく行うこと。初手の叩きで型の判別が上手く定まらなかった場合は2手目にリフスト撃っとけば変に下振れすることはない。
対控えCSメガキラフロル(HP159、D117)
初手ヘドウェの場合
キラフロルヘドウェ→ウツボットHP:33〜57
ウツボットリーフストーム→キラフロルHP:12〜35
キラフロルヘドウェでウツボット爆発→キラフロルHP:−45〜2
ほぼ確実に1:1交換可能。臆病だと確定で交換可能。
欲張って初手大地から入られることもあったがリフストが当たれば何も問題なし。2手目でヘドウェを撃ってきた場合は1:1交換して終わりだが、大地を撃ってきた場合はもう1ターン耐えて爆発圏内に抑え込めるので技は何を押しておいてもいい。リフストでゴリ押すもよし、引いてくる読みで裏に毒や力吸い入れるのもよし。
対意地メガガルーラ
※陽気は火力足りないので考慮しないものとする。そもそも現環境のガルーラは評価を落としていて最終日の上位帯に少ないと予想していたので冷パンこおりの負けは割り切るものとする。おそらく最終日夜〜朝に潜り続けてマッチングしたのは2回だけだったと思う。
考えられるケースが多すぎるので立ち回りのみ
初手捨て身→確定耐えして力吸い
初手猫2手目冷パンor捨て身→冷パンの場合高乱数落ちで捨て身だと確定落ち。爆発したらガブの地震圏内まで削れるのでガブ投げ。HP残ったら力吸いで2段階A落としてから毒orリフスト
初手冷パン→力吸いで2段階A落としてから毒orリフスト
結論としてはやんわりいける。先入観としてメガウツボットは鬼火メガゲンガーに弱いとされてきたが新たな可能性を切り開けたのではないだろうか。

最終日直前でこの動画見た人は全員ウツボットは鬼祟ゲンガーで対策すればいいと思って出してきてくれた説(構築は1週間前くらいには決まっていたので動画の逆張りではないです)
アシレーヌ
HB···特化ガブリアスの地震オボン込み2耐え
C···11n
HD···特化メガカイリューの10まんボルトオボン込み超高乱数2耐え
無難なオボンアシレーヌ。アクジェの火力が少しでも欲しいのと後攻アンコールを安定させる為に冷静での採用。上記のウツボットでゲンガーを削ったり処理した後のブラッキー(+ゲンガー)を処理する担当。対面性能が高く1匹持っていった後のアンコールで起点にならずに相手を止めて試合を終わらせることができるのが強かった。ウツボットの最高の相棒。ウツボットが居なくてもテンプレなアシレーヌなので使いやすい点も◎
【基本選出】
ガブカイリューガルドを基本選出のベースとしていたが実際はかなりバラついていた印象。メガウツボットで1:1交換を狙った後にアーマーガアで詰まないようにカイリューの非メガ選出も行っていた。
選出率で言えばガブリアスとカイリューが高く、アシレガルドが3,4番手だと思うが比較的満遍なく選出されてたという印象
選出例
基本選出→ガブカイリューガルド
基本選出2→アシレガブカイリュー
ブラッキーゲンガー→ガブウツボットアシレ
マスカミラー上等→マスカガブカイリュー
その他にも臨機応変に選出にしていた。おそらくどのポケモンも少なからず他の5体と組み合わせて選出されたタイミングはあったはず。
【辛いポケモンや並び】
ピクシー→コスパ瞑想されたら誰も止められない。毒やアンコールを匂わせてメガさせてガルドで舞うしかない。初手の起点作りメガピクシーはギリガルドでなんとかなる
バトン系統→ほぼ無理。ただしブリジュラスが環境トップにいる限りバトンの安定化は難しいと思っていたのでメタ対象から切った
ミミッキュ→基本キツイはずなのだが環境的に遅いミミッキュしかおらずエアスラで怯んで消えてった
リザードン+カイリューが不利取るメガ枠→完全に選出択。だからリザードンは使うのも使われるのも嫌いなんだ
ギャラドス→メガなのか素なのか選出段階で当てられないと終わる。アシレーヌも素ギャラのパワーウィップで破壊される
キラフロル→ギャラドス同様選出段階でメガなのか素なのか当てられないと終わる。襷フロルに対してメガウツボットで居座ってしまうと相手のメガ枠を相手できなくなってしまう。襷フロルをガブorアクジェアシレーヌで処理できれば数的有利を取りながら後投げで毒びしを回収しつつウツボットとの1:1交換を強制させることができる
アマガハラバリー→メガウツボットで相手のメガ枠と1:1を取ってそれまで過程においてハラバリーに毒が入らなければ素カイリューで時間を稼いで引き分けを狙っていた
こおりタイプ全般→ギルガルドの選出を強制されがち
【結果】
最高最終レート:2391
最終順位:93位
このレートに辿り着いた時点で暫定88位とかで11時手前で95位だったので腹を据えて見守っていたが11時時点で対戦がストップしてメンテナンス入ったのを見てガッツポーズしてた。これについてめっちゃ怒ってる人たちがいたけど2日前の時点でメンテナンスが入るのは11時と告知されていた。前回は12時→11時半にメンテナンスと告知されていたので途中で試合がストップすると確信を持っていた。(過去の中間メンテナンスにてメンテナンスタイミングまで対戦を行っていると強制終了するのは検証済み)自分はちゃんと公式の意図を読み取って行動できていたので公式に落ち度は一切ないと思う。過剰に叩くのは止めよう。
【所感】
前期はこのゲームへの理解度が低いのが露呈してしまっていたシーズンだったので対面構築を軸に練習してきたがそれが活かせた構築を作り結果を残すことができて嬉しい。メガウツボットの1つの可能性を見出すことが出来たと思う。メガウツボットの本質的な強さは飛び出す中身と力を吸い取るにあり、その中で想定外のリフストのとんでも火力を押し付けられるのが強かった。状況に応じて高火力の押し付けをしたりアシレーヌのサポートに回ったりと臨機応変に動ける姿から遊撃型メガウツボットと名付けることとした。M-B環境になってもメガウツボット自体は戦えるポケモンだと思うので是非使ってみてほしい。
【おまけ】


??????
自分のブログを開いた時にafouの脳内に溢れ出た『存在しない記憶』
ガチで忘れてて嘘つきました。すみません。